トニ・クロース
私自身はレアルマドリードの試合はあまり観ません。以前はラ・リーガ自体あまり観てませんでしたし、観てもMSNのバルサくらいでした。今はラ・レアル、ソシエダを観ることが多いです。
なので名前は知っていましたが、こんなに良い選手とは知りませんでした。
多分見ている人は、「なんでこんな簡単にかわせるの?!」
サッカー経験者ほど思うでしょう。
これを「タダの切り返し」と考えると、理解できません。
この動画にあるように、「正対」の重要性がわかれば、なぜこれほど簡単に相手を置き去りにできるか理解できます。
正対とは、「ボールを持っている選手がターゲットとなる相手に対してへそを向けて正対すると左右両方にパスが出しやすく、もしくはドリブルで抜きやすくなる」ためのものです。
自分が選手の時は、この考えが全くありませんでした。
当時の私は、「相手の逆をつけることができればいいだろ」と思っていました。
でもそれでは上手い選手には読まれることが多かった気がします。
正対すれば、必ず相手に2択をせまることができ、その都度後出しジャンケン状態なので圧倒的に攻撃側が有利です。
バルセロナの下部組織も、「相手におへそを向けるように」と指導されるようです。
このトニ・クロースのかわし方を教えてくださったのは、兄ボウズのスクールのコーチです。
うちのボウズはドリブルでどんどんかわしていくようなタイプではないので、とても参考になっているようです。
ただ正対の理論はいろいろな一流選手が使っているようなので、知っていて損はないでしょう。