弟ボウズ、サッカー始める
こないだ5歳になったうちの弟ボウズも、4月からサッカーを始めることになりました。
きっかけは、保育園の友達のお父さんに誘ってくださったことです。
そのお父さんは地元チームのパパコーチをやっています。
どうもうちの弟ボウズは足が速いらしく、「もしよかったら」と言ってくださったようです。
「オレ、足速いよ!」といつも言ってますが、私はあんまり気にしていませんでした。
先日兄のボウズと弟ボウズとボールを追っかけましたが、確かに小学生並みには速いかも。
でも弟ボウズは、サッカーをボール蹴りと思っています。
園児や小学校低学年で活躍する子どもの条件は、「ドリブルで1人で抜いていけること」です。
弟ボウズはドリブルがまだできません。
きっと悔しくてなくんだろうなぁ。
ま、これからですね。
タニラダー②
うちのボウズたちが楽しそうにやっています。
タニラダー、なかなか面白いですね。
たった4マスのラダーです。
「たった4マス?」そう思う方も少なくないでしょう。
ですがそれがタニラダーの特徴と言えます。
一般的に売られているもので3mで5~7マス、それより長いものだと10マス以上にもなります。
タニラダーで行うのは神経系のトレーニングです。
10マス行うと途中でダレます。
またしっかりした硬さのプラスチックのため壊れにくくなっており、耐久性は高いのかなと思います。
タニラダーの長所としては、1つは「短いこと」です。
4マスしかないため、子どもでも集中力が保ちやすく、トップスピードで練習できることが挙げられます。
2つ目は絡みにくい設計のため、子どもでも設置がしやすくなっています。
一般的なラダーは横軸はプラスチックですがそれ以外はナイロンが使われています。
そのため絡みやすく、子どもにとって並べにくいこともあります。
タニラダーはすべてプラスチックで絡みにくい設計となっています。
元々短いので絡みにくいですし、うちのボウズたちが広げる際も絡むことはありません。
3つめは場所を選ばないことです。
タテ4マスで大体167センチ(キッズ用)のため、家の前の駐車場でもできます。うちのボウズも駐車場でやってます。そうしないと、特に4歳のボウズは道路に飛び出す危険があるためこのサイズは助かっています。
短所は、やはり値段ですね。
前回書いたように、安いものだと1,200円程度で買えるものもあります。
私としては付属のDVD目当てで買ったのでOKです。
効果に関しては、始めたばかりなので今後に期待ですね。
コンディショニングコーチ2月
先日、コンディショニングコーチをしている野球クラブの練習に行ってきました。
今回は普段でもできるストレッチの指導と体幹トレーニングの指導、それとラダーでの動き方の指導を主に行いました。
今は野球ではオフシーズンなため、ストレッチとともに身体操作の基盤となる体幹がうまく使えるようなトレーニングを提案しました。
野球の場合体幹下部を安定させ、体幹上部は回旋動作を行わなければいけないので、主に腸腰筋や腹横筋が使えるようなトレーニングになります。
ちなみに体幹とは首の下から骨盤までを指します。
それと前回依頼があったラダートレーニングのバリエーションを増やしました。
初回にラダートレーニングを提案(私ではありませんが)したため、野球の動作に近い動きの練習をやってもらいました。
例えば単純に足が速ければ走塁、守備で有利なので、スピード系のトレーニング。
内野守備など左右の移動がスムーズにできた方がいいのでステップ系のトレーニング。
ただ初回の動きがどの子たちも伸びしろしか感じない状態だったので、少し心配でした。
ですが、上手くなってるやん!
動作によって得意不得意はあるものの、最初のことを考えるとリズミカルにできるようになっていました。
やはり継続は大切ですね。
ストレッチ指導でとても気になった事がありました。
トレーニング中、足がつった選手がいました。ここが張っているからストレッチしなよ、と伝えた所、どうしたらいいかわからないということが起きました。
要するに、伸ばしたい筋の伸ばし方が中学生には解らないということです。
私達リハビリ職はどの方向に筋を伸ばせばいいかわかります。ですが一般の方、ましてや子どもたちは解らないことの方が多いでしょう。
どちらにせよ、学ぶことの多くありがたいです。
ミリトン
1:05~の映像に、ドリブラーへの模範的対処法が載っています。
うちのボウズは守備時に足の速い選手に手を焼いています。
守備の時ドリブル突破についていくのですが、シュート撃たれて失点。
どうやってシュートを撃たれない状況に持っていくのか。
そこに注目しました。
この動画のミリトン選手にヒントがあると考えました。
1つは当たり前ですがワンサイドカット。
一般的に内に入られるより外へドリブルした方が危険度が下がるからです。
三笘選手は外からでもゴール前に入ってくることが可能ですが、内で自由にやらせるよりは安全と考えられます。
もう1つは手の使い方です。
並走時に手を相手の体の前に入れる。
そうすれば相手は自分の前に出ることができません。
そして肘(前腕)で相手を押し、ボールとの距離が離れたところで奪っています。
これはボール奪取時にネイマールも使っています。
一流選手の動きはとても参考になるので、また紹介していきます。
タニラダー①
初めに言っておきます。
私自身の経験では、ラダートレーニングの必要性を感じたことはありませんでした。
私は決して足が速いわけではありません。
高校時代に50mのタイムでギター部に負けたこともあります。
ですが初めの10~30mのダッシュはチームで速い方でした。
そういった人間からしたら、
「こんなん誰でも見本見て2、3回やればすぐできるやろ」
そう思っていました。
・・・それが当り前じゃない、最近気が付きました。
コンディショニングコーチとして指導している野球クラブ、ある人がラダートレーニングを導入しました。
「ラダーなんか、中学生からしたら楽勝でしょ、いらんやん」
先ほど書いたように、私からするとラダーで行う動きは得意の部類なので見たらすぐできます。
ですがその中学生たちは、すごく苦労しているんです。
リズムよく、って言いますが、それが難しいようで。
正直ビックリしました。
そして気が付きました、ラダーの動きって、皆がすぐにできるわけではないんだと。
これを見て、「タニラダー」を買うことを決めました。
「タニラダー」は正直高いです。
安いラダーだと2000円しませんが、タニラダーは1万円~します。
購入した理由は、トレーニング動画DVDが付いているからです。
でもやり方とかって、youtubeで探せばいいと思いませんか。
多くの方がそう考るでしょう。
でも、ネットは玉石混交なんです。
重要なものかゴミなのか、選別しなけれないけません。
いちいち何本ものyoutube動画を見る時間がもったいない。
その時間を買いました。
届いたら早速うちのボウズたち(小学4年生、年中)が食いついてきたのでやってもらいました。
・・・ヘタクソやなぁ。でもやっていくと少しずつ形になってきました。
丁度いいタイミングかも知れません。
神経系は10~12歳が最も伸びる時期なので。
インソール
先ほどCMを観て「これはマズい」と思い書いています。
「足専門医と開発した土踏まずサポート」
これ、間違っているんです。
CMで見た限り、土踏まずにべったり当たっているインソール(中敷き)でしたので、土踏まずを支える形状なのは間違いなさそうでした。
土踏まずは、「土を踏まない場所」です。その部分に何も当たらないことが大切なのです。
この事実は日本の整形外科医もリハビリ専門医もほとんど知りません。
じゃあ誰が「土踏まずの支えをしてはいけない」と言っているのか。
アメリカの足専門医、正式には足病医が言っています。
なので、アメリカの会社が足専門医と開発したら、土踏まずサポートなんてつけるわけがないのです。
なぜそんなことを私が知っているのか。
アメリカ足病医学のテキストと同じ内容の研修を受けたことがあるからです。
では土踏まずの支えのあるインソールを使用するとどんなことが起こるか。
パフォーマンスが下がります。
実際に経験したことです。
病院でとある患者さんが、ある時を境にベッドからの立ち上がりができなくなったということがありました。
その患者さんのリハビリを行う際、ドクターが作成依頼したインソールが靴に入っていることに気付きました。
そのインソールには何の目的かわかりませんが、土踏まずサポートがついていました。
そのインソールを抜いて靴を履き、ベッドから立ち上がりをしてもらったら、すぐにできるようになりました。
このようなことはよくあります。
数万円の中敷きを買って使ったら、歩きにくくなった。
5本指ソックスを履いたら、腰が痛くなった、脱いだら治った。
などなど。
医者が言っているから正しい、とは限りません。
ちなみに、本当に足の専門医が関わってるインソールは、これです。
うちのボウズもサッカーシューズに使っています。
ですが、初めての方は店舗で購入した方が安全です。
というのはこのインソール、種類が豊富なためどれが自分の足、そして靴に合うかをお店の人に見てもらった方がいいからです。
全国区のお店だと、アルペングループ(アルペン、ゴルフ5、スポーツデポなど)ですね。
ボウズのも、スポーツデポで購入しています。
興味があれば、一度お試しを。
コンディショニングコーチ
先日コンディショニングコーチの依頼を受けました。
依頼は知り合いからのつてです。
その方は地域クラブの監督で、これから力を入れていく際に関わってほしいとのことでした。
ちなみにサッカーではなく野球をやる中学生です。
そのクラブはまだ小規模ですが、中学生を指導する上でケガをしないようなプログラムを作って欲しいということで、まずはストレッチから考えている次第です。
リハビリの仕事をしていて感じたことのひとつに、当たり前なのですが「一般の方より身体について詳しい」ということがあります。
学生時代に指導者から「ストレッチは大事だからしっかりやれ」と言われませんでしたか?
でもその指導者たちは、本当の意味での正しいストレッチ方法を教えることができませんでした。
競技者=身体を知っている、というわけではありませんから。
そのため自分が中学生、高校生の頃に意味のあるストレッチができていたか、かなり疑問です。
私自身は真面目にストレッチしていたとは言えませんし、それで大きなケガをしたこともありません。
ですが私と違い、ストレッチや関節の調整をすれば大きなケガを防げたであろう子どもたちも一定数います。
うちのボウズはそれに該当します。
そう考えると、中学生に正しいストレッチを指導することは、意義のある事と言えます。
また現在の情報収集は、インターネットがなかった私の高校生時代よりはるかに簡単です。
ですが玉石混交、ウソも多く混ざっています。
玉石の中から玉を取り出す、つまり正解に近い知識を知っており、リスクの線引きができる人は他と一線を画すことができ、そうすることで需要が生まれるはずと考えています。
そこは私、理学療法士の専門分野と言えます。
今回の依頼は私にとっても知識を社会に還元する良い機会と考えていますし、種目は違えど育成年代の可能性を広げる役に立てられることは意義あることです。
1人でもせっかくの才能をケガに奪われることがないように。